日本酒って四季折々

毎日自分なりに一生懸命に働いて、家に帰って家族と晩御飯を食べながら晩酌で日本酒を嗜む…

それ以上のことってなかなかないと思う日本酒大好きおじさんです。

全く同じ日は1日たりともありませんが、毎日だいたい同じような段取りで時間が過ぎていきますので

毎日飲む日本酒も全く同じ銘柄のものでもいい気がしますが、嬉しいことに日本酒には四季折々のお酒に溢れております。

梅雨入りがもうすぐなこの時期は全国各地のお蔵さんから『夏酒』が販売されています。

「夏はキンッキンに冷えたビール一択でしょ!」と私もついこの間までは思っていましたが、夏に飲む日本酒もなかなか乙なんです✨

夏酒は暑い季節に飲んでも飲み飽きないような後味がキリッ!とした冷やして美味しい味わいのお酒が多いです。

とはいえお米でできているお酒であることには変わりはありませんので、後味にキレのある夏酒は案外温めて燗酒にして飲んでも美味しいんです☝️

人間は体温に近い温度だと味をより感じることができるそうですので燗酒にすることでお酒本来の味がみえてくるんです。

ご飯は温かい方が美味しいですしね♫

他にそんなお酒ってあったっけ?

江戸時代からついこの間まで日本酒は一年で最も寒い時期に造られる【寒造り】が一般的でした。

ところが日本酒を取り巻く環境は日進月歩で進化しているもので、今日では一年中日本酒を造るいわゆる四季醸造のお蔵さんが増えてきました。

そんなこともあって今では多種多様な味わいの夏酒を味わえるようになりました。

真冬や春先に発売される新酒と夏酒の味わいを比べていただければ、同じお蔵さんのお酒でも表情が全く異なることがわかりますし、もっといえば春先に絞って秋まで貯蔵されたひやおろしなどの秋酒の味わいもこれまた全く違います。

日本酒以外にそんなに季節感を出せるお酒ってありますかね?

少なくとも私は存じ上げません。

だいぶ夏が長くなった印象はありますが、日本は四季がはっきりと分かれているおかげで季節ごとの旬の食材・料理のバリエーションも多彩です。

そこにその季節の日本酒を合わせることができるって最高です。

日本に住んでいるからこそできる至極の贅沢だと思います。

すでに日本酒の沼に足を踏み入れていらっしゃる方々には無用かと思いますが、まだ日本酒の魅力に取り憑かれていない方は是非とも夏酒を試してみてください。

沼のどこかで会いましょう!

-日本酒