【赤武 純米酒】を呑んでみた

今回は岩手県盛岡市の赤武酒造が提供する【赤武 純米酒】を紹介します。

2011年の東日本大震災で蔵が津波の被害を受けて流されてしまい、そこから2年後の2013年に盛岡に蔵新設して再スタートを切った不屈の酒蔵。

赤武はちょうどその頃、蔵の看板銘柄であった【浜娘】よりもインパクトのある酒がほしいとの思いからできた酒です。

どんな酒だろう?なんとなく辛口なのかなあ?

実は私、これまで岩手県の日本酒を呑んだことがありませんでした。

武骨なラベルと名前からして、なんとなく漢気あふれる昔ながらの酒かなあと思っていたんですが…

その予想はいい意味で裏切られました。

まずは冷酒でいただいてみました。

果物のような香りがふわっといい感じにたった後、真打登場とばかりに米の旨みがしっかりと、しかも主張しすぎることは決してなく追いかけてきました。

熱燗はどうでしょう

フルーティな香りが飛んでしまわないようにぬるめに燗をつけてみました。

熱燗にすると案の定米の旨みがふわっと広がります。温めることでフルーティな香りは抑えられましたので、より食事に合う味になった印象です。

食事の序盤にフルーティな冷酒、中盤にぬる燗、デザートして冷や(常温)〜冷酒の間のような温度変化で味わってみました。

この飲み方だと【赤武 純米】の美味しさを余すことなく引き出せるかと思いました。

大変美味しゅうございました🍶

赤武 純米をサッカー選手に例えると

photo/Getty Images

FCバルセロナとスペイン代表の精神的支柱として長きにわたって活躍したカルレス・プジョルでしょう。

全ては勝利のために華麗なプレーだけではなく、味方を鼓舞し、泥臭いプレーでチームを引っ張るサポーターからは愛されてやまないプレー…

そしてデビュー以来いまだに変わらない独特のロングヘア。

漢気の塊のようなプジョルですが、実はとても足元が上手い選手でもあります。

やろうと思えばもっと華麗なプレーもできたのでしょうが、キャプテンとしてチームのために泥臭い役回りをこなし続けておりました。

なかなかできることではありません。プジョルなくしてFCバルセロナとスペイン代表のタイトル獲得はあり得なかったでしょう。

そんなプジョルの生き様が今回の【赤武 純米酒】に重なると思いました。

お試しを!

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