【上喜元 純米吟醸 酒和地(シュワッチ)】を呑んでみた

ど〜もOG3です。

今回は、山形県酒田市の酒田酒造さんの【上喜元 純米吟醸 酒和地】を呑んでみての感想を述べていきたいと思います。

まず山形県酒田市といえば、私の地元でございますよ。それもあってか酒田酒造さんの上喜元は物心ついたあたりからお世話になっております(もちろん成人してからですね)

酒田ってその昔は北前船の重要な寄港地として物流でしこたま儲けた歴史がある湊町なんです。

当時は「三十六人衆」と呼ばれた36の商家が飛ぶ鳥を落とす勢いで商売繁盛していたそうで、その中でもNo.1の豪商の本間家の財産は殿様以上ともいわれていたようで「本間さんにはなれないけれど、せめて殿様くらいにはなりたいな」みたいなことも言われていたとかいないとか。

本間家の財力どんだけ〜って感じみたいな〜ですよね♫

酒田にはそんな英華を極めた時代もありましたのです。今となってはまあまあ寂れてはしまいましたが、昔の名残として舞妓さんとお座敷遊びを楽しめるよう雅なお座敷があったりとなかなか風情のある町なんです。

ここから本題

すみません、前置きが長くなりましたね。酒和地の感想を述べたいと思います。

このお酒ですね〜遊び心あふれるネーミングしてますが、味はしっかりお米と水の旨みが感じられる糖分低めのスッキリした味わいです。

おりがらみの活性生酒のクリーミーかつ若々しさとのバランスも乙です。さっぱりと刺身と合わせるなんて暑い夏に間違いないと思いますし、複雑な旨みたっぷりの鮎の塩焼きや、脂ののった鯖の塩焼きとかとも合うかと思いました。脂つながりで肉との相性もこのお酒は良いと思うんですよ。ですのでBBQはビールもいいですが、炭火で焼いた肉に酒和地なんてのもモハメド・アリかと思いました。

美味しいから気がついたら全部呑んじゃってたんですけれど、ちょっと甘めのお酒が好きな方でしたら買ってからひと月ほど冷蔵庫で寝かせてから呑んでみるとお好みの味になりやすいかと思います。

また生酒なんですけれどけっこう燗酒にするとさらに旨みが増す、いわゆる燗上がりなお酒だとも思いますので、上燗〜熱燗(45〜50℃)まで温めても美味しく呑めると思います。

お食事をより美味しくさせる上喜元の良さを夏バージョンで仕上げてみたぜ!みたいな感じでおすすめです。見つけたら是非お試しください♪

【上喜元 純米吟醸 酒和地】をサッカー選手に例えると

元アルゼンチン代表の点取屋エルナン・クレスポですね。

強かった90年代のパルマに在籍していた若々しいクレスポが、酒和地のフレッシュながらも要点をしっかりおさえた完成度の高い味わいと重なりました。クレスポってタイプ的にはバティストゥータに近いところもありますけれど、バティよりも点取る以外にやれることが多い、完成度の高いストライカーでしたね。

いやぁあの頃のパルマは本当に強かったです。キーパーがブッフォンでDFにアルメイダ、カンナバーロ、テュラム、センシーニ。中盤にD・バッジョ、フゼールにヴェロン、そして最前列に決定力抜群のクレスポ。今考えるととんでもないメンツでした。セリエA最強時代だった90年代…最高でしたね✨

ということで今回は【上喜元 純米吟醸 酒和地】を紹介してみました。お楽しみいただけましたら幸いです!

それではまた~

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