どうもこんにちはOG3(オジサン)です。
今回は私の「推し」である廣戸川の感想を述べたいと思います。
まず廣戸川はどちら様が造られるお酒かといいますと、日本酒どころとして名高い福島県の会津!ではなく、中通りの福島県岩瀬郡天栄村というところにあります松崎酒造店のお酒です。
天栄村の東部に釈迦堂川(通称:広戸川)が流れており、その水を仕込み水として使用していることから「廣戸川」という名がついたそうです。
そんな廣戸川の特徴を一言であらわすならば「気立のよいお酒」でしょうか。
なんかこう…絶妙にちょうど良いんですよね。甘すぎず、キレもありながら後味は辛すぎず、お酒単体で飲んでも美味しいのですが食中酒としても全然あり👍
なのでず〜っと呑んでいられるお酒なんです。
雄町を使った純米吟醸は…
そろそろお酒の感想を述べてみたいと思います。
「廣戸川の雄町を使った純米吟醸」お酒好きの方ならだいたいどんな味わいか想像できると思いますが、良い意味で予想通りでした!
廣戸川の優しく洗練された印象を軸に、雄町のなんともいえない色気…
雄町って人に例えると私の中ではオダギリジョーなんですよね。
オダギリジョーって髪が長くても髭を伸ばしてても清潔感あるじゃないですか。あと顔だけじゃなくて存在自体…なんというか「佇まい」からしてイケメンじゃないですか。
同じ男として「そりゃずるいよ〜」って感じなんですが、雄町のお酒を飲むと毎回そんなことを思ったりするのです。
ちょっと脱線してしまいましたが、雄町の色気ムンムンの甘みに吟醸香がほんのり香ってきていろんな魅力を備えたバランスの良いお酒だと思いました。
ちなみに冷酒か冷の方が香りが楽しめる感じでしたので燗酒にはしませんでした。
個人的には程よく冷やして薄い磁器のお椀でいただくのがおすすめです。
【廣戸川 純米吟醸 雄町】をサッカー選手に例えますと
イタリアのファンタジスタ【アレッサンドロ・デルピエロ】ですね。
なんとも味のある甘いマスクと華麗なプレーで長きにわたってイタリア代表とユベントスを引っ張ってきたデルピエロ…
でも実は結構苦労人で、度々怪我に悩まされたり、期待が大きいゆえに結果が伴わず批判の矢面に立たされたりと現役時代はスターの宿命ともいえる苦労を重ねていました。
2006年5月にはイタリア・セリアAで発覚した「カルチョポリ」と呼ばれる八百長事件では、当時所属していたユベントスが2部降格処分となり、ひと月後に控えたドイツ・ワールドカップを前にイタリア中に激震が走った中、スーパーサブとしてチームに貢献し続けたデルピエロ…
準決勝のドイツ戦で相手に引導を渡すことになった長い距離のフリーランからの洒落乙な右足でのコントロールショットにはしびれました。
続くフランスとの決勝戦もPK戦の末に制し優勝。
デルピエロがワールドカップを掲げた時は、なんかこう苦労してきたのがわかるから「本当に良かったですね」としみじみ思ったものです。
そんなわけで【廣戸川 純米吟醸 雄町】は私の中ではアレッサンドロ・デルピエロなのでした。
終わりに
全国的に押しも押されぬ存在となった廣戸川、巷では嬉しいような悲しいような複雑なニュースが聞こえてきましたね。
そう、出荷制限です。
おいおいそれはまだ早いんじゃないのかいという思いで胸が張り裂けそうですが、本当にバランスよく美味しいお酒ですので仕方がないのかもしれません。
いずれは廣戸川が店頭から消えてしまう日が来てしまうことを覚悟しておきます涙
最後まで読んでいただきましてありがとうございます!
それでは今宵も晩酌していきましょ〜